やー、やだーもぉー・・・。
今朝の出勤途上に於きまして、ちょいとというかかなりというか、恥をかきましてね。

最寄り駅まで家人に送ってもらったのち、せかせかと構内を急いだ。
リハビリ用ステッキを頼りに、朝早くからご自身なりのペースでお進みの方の視線を少しばかり感じた。
・・・「年代物」の外反母趾がありましてねワタクシ、傍目でもすぐ判る位、左足親指の骨がぼん!ずん!(判り辛いよ)と飛び出しかかっているのだ。当然、普通に歩いてうっかり出っ張った骨をぶつけようものなら、すぐさましゃがみ込むほどに、つきーん・・・と痛む。去年まではこんな意識するまでもなかったのだが、年が明けてから、今までの外反母趾への無意識?が嘘なくらい、行き成り大袈裟に痛むようになって来た。
私も勿論「いい年」しているから、わぁーイタアーイなどと騒ぐわけにもゆかぬ。泣き叫ぶ訳には参らぬ。うーん、知覚過敏の不快さを超える痛みと違和感なのである。

そんな変質しつつある外反母趾を庇うかのように、次第と歩き方が乱れてきた。
ただでさえ情けない歩き方と、疲れや痛みがすぐ腰や膝に来易かったのが、歩き方がいびつになったためか、すぐに膝に来るように・・・。
きっと、変になりつつある左足を庇うかのように、ホームへくだる階段を下りていたのかも知れない。

気が付けば!
視界が変わったのと、体勢も変わったのと、足腰が急にひりついたのを感じた。まさかコケたのか?と降りて来た筈の階段を振り返ると、履いていたパンプスが両足分、3~4段上の蹴上げにむなしく取り残されていた。一体何があったのか、破損してカドが欠けている一部の蹴上げが目に入り、一瞬だけ怖かった。
こんな朝のせわしい時間に、急に転落したこのバカの脇を、真面目そうな高校生2、3人が、あ?とでもぼやきたげな表情で、私の脇を降りていった。メーワクげな彼らの後から、駅員が私の元へと降りて来られた。

大丈夫ですか、エレベータ使ってもいいんですよと仰りながら、私の腕を支えられた。手荷物を全てまとめ(コケてもきっちり抱えていたらしい)、パンプスを履き直し、駅員氏の親切な介助に支えられながら、再び階段を降り始めた。
すいません・・・、外反母趾で歩き方がおかしいもので、知らぬ内に踏み外したかも知れませんと詫び、やっとホームへ降り立った。
駅員氏は、打ち付けた足腰を気遣われ、一番空いている最後尾車両の乗降口まで介助して下さった。ハタから見れば、服装に持ち物といい、私の歩き方といい、どこぞの星からかやって来た宇宙人さながらだったであろう。
(格好の悪いところを見られてしまったぜ・・・とかじゃなくて、あの階段でコケるなんて!石の材質かな?まだぴりぴりするんだけど・・・)
とか、色々と思いを馳せていた。

よたよたと空いた座面を見付け、腰を下ろした。小学校中学年くらいまで、やたらめったらすっこけたりチャリンコから飛ばされたりと派手に膝がやられて来たが、ちょうどあの時みたいなひりひりとした痛みが、両膝にあった。あと、腰や脛等も。元々がりがりで痩躯なもので、余計にこのひりつきが気になった。

労災のことはなにやら難解でよく知らぬが、朝っぱらから、嫌な恥をかいたなぁ・・・。
(メスを使わず外反母趾がよくなればいいのに!!)

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